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センター概要

センター設置の背景

我が国では政府策定の「量子技術イノベーション戦略」(令和2年1 月) 「量子未来社会ビジョン」(令和4 年4 月)及び「量子未来産業創出戦略」(令和5 年4 月)に基づき、国内11 の量子技術イノベーション拠点(QIH)が整備され、量子技術の研究開発を加速しています。

一方、京都大学大学院工学研究科は、平成30年に文部科学省「光・量子飛躍フラッグシッププロジェクト(Q-LEAP)」に大型基礎基盤研究として採択され、以降光量子センシングに関する研究を大きく進展させ、近年では令和5年に「光量子センシング社会実装コンソーシアム」を設立し、社会実装を見据えた活動にも力を注ぐ状況になりつつあります。また、令和元年には学際融合教育研究推進センターに「光量子センシング研究拠点ユニット」を設立し、工学研究科を中心に理学研究科や医学研究科と連携して活動してきました。

以上の状況のもと、光量子センシング分野に関連した教育研究を工学研究科を中心としてさらに加速し、学内・学外に貢献するため、光量子センシング研究拠点ユニットを発展的に解消し、工学研究科附属光量子センシング教育研究センターを設置します。

センターの理念

量子情報科学は急激に進展しており、京都大学では、量子もつれ光などの「古典電磁気学では記述できない」光の状態を駆使することで、これまでの光センシングの感度限界を打破し、また新しい機能を付加できる「光量子センシング」の研究開発において、量子もつれ顕微鏡や量子赤外分光など世界にさきがけた光量子センシング技術を開拓しています。

本センターは、工学研究科において、全学の本部機能、理学研究科および医学研究科などの協力や、量子技術イノベーション拠点(QIH)などの学外機関と連携により、光量子センシングの学術の深化、社会実装、および人材育成の世界的な拠点となることを目指します。

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